スタッフブログ 2024.10.05
こんにちは。瀧口建設スタッフの金子です。
10月に入りまして、若干涼しくなってまいりました。
ようやく秋の入り口でしょうか。
今日は、自室内での音環境についてお話していこうと思います。
まずは簡単に、「実験」にお付き合いいただければと思います。
では、まず、目を閉じてください。
(ただ、目を閉じると文章を読めないと思うので、もう少し読んでからお願いします。)
目を閉じた状態で大きく一度手を叩いてみます。
その音を聞いた時、なんとなく、自分が『部屋の中にいる感覚』が分かりますでしょうか。
『ヤマビコ』の感じが、外で手を叩くのとはちょっと違う雰囲気を耳で感じられると思います。
目を閉じるだけで、意外と耳の感覚が研ぎ澄まされてきます。
【『ヤマビコ』が大きすぎる部屋ってどのような感じ?】
ひとつ、体感できる音データがあります。
建築中の現場にて、石膏ボードだけの6帖のお部屋で手を叩いた音となります。
音質を上げるため、可能ならイヤフォンやヘッドフォンなどを使ってください。
↓↓こちらです。↓↓
分かりますでしょうか。
①音が、スマホ録音でも分かる程反響している。
②中でも、特に変な甲高い音だけ反響している。
これは実際にその部屋で聞くと、もう少し顕著に聞こえます。
そして、この音を少しだけ、簡単に整えてあげる方法があります。
よく、会議室や学校、それと駅構内でも使われている方法です。
これ、見たことありませんか?
比較的使われることの多い、天井材です。
天井を見上げた時、ちょくちょく見たことがあるのではないでしょうか。
これがこの音の反響を幾分ではありますが軽減してくれます。天井は広いですから。
公共の建物に行く機会があれば、ぜひ天井を眺めてみてください。
意外と使われている場所は多いです。
会議室も学校も、言葉をハキハキ伝える必要があります。
そのため、『ヤマビコ』だらけの部屋だと、何しゃべってるんだか分からないんです。
音の反響って、結構邪魔なんです。広い部屋程有効です。
ちなみに、家具を入れればそれでも若干は弱くなりますが、部屋の基本的な音の特性はどうしても残ります。
演奏をキレイに収録したい。楽器やオーディオからの音を、本来の音に近づけたいという場合は、そのための部屋の調整も必要となってきます。
「住宅密集地ではない」など、音が漏れてもよい人はこういう所だけこだわることも可能です。
簡易なレベルから、ちょっと力を入れてやるレベルまで、段階的に音環境を作り上げていくことになります。
ちなみに防音室の場合は、上記の考え方は標準で付いてきます。
防音室を作る際には、こういった環境を整えつつ、外に音を逃がさないメカニズムが必要です。
音環境って、気遣いがとっても必要ですが、その分、良い作品が生まれるようになるんです。
設計 金子
浜松市在住 趣味は音楽・釣り・フットサル等
お客様の要望を叶えるため、日々、尽力中です。
瀧口建設のリンク一覧です。InstagramやX(旧Twitter)、Youtubeもこちらからご覧いただけます。イチオシ情報も見られます!
LINE公式アカウントでお友だち募集中です!ぜひお友だちになってください!資料請求も簡単にできます!