スタッフブログ 2024.05.13
こんにちは。瀧口建設スタッフの金子です。
少し長かったGWでしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は久々にサッカーをしにいってきたのですが、
時間がたつと細かな体のバランス感覚が結構変わっているものですね。
今後の健康のためにも体を動かす習慣はつけとくべきかもしれません。
さて、今回は題名にもある、住宅の「遮音・防音」について、少し掘り下げてみたいと思います。
家にいて音が気になるってどんなケースでしょう。
【外から入ってくる音】
・自宅が大通りに面していて、車の走る音が気になる。
・線路沿いで、電車の音がとても大きい。
・すぐ隣が工場で音が聞こえてくる。
家の中にいて静かに過ごしたいのに、周りの環境音が大きくて気になるというのはよくあるように思います。
【内から出ていく音】
・大音量のライブやコンサートを聞きたい!
・楽器を演奏したい!
・気にせずとにかく歌いたい!
今度は自分側から出す音。隣人の迷惑にならないように、音を楽しむとき。
スピーカーでも音がある程度大きくなると、細かい音も聞こえるようになるので、臨場感が強くなってきます。
「壁ドン」という言葉もありますけど、元々は「音漏れうるさいから勘弁してくれ~」の隣人の壁叩きなんて話もあります。
こうした、「音」を存分に楽しみたいとき、部屋が、「防音・遮音」の状態にあれば、
気にせず至福の時間を過ごすことができます。
もちろん、おしゃべりが隣に聞こえないお手軽のものから、ドラム演奏レベル程度まで、
必要な分だけ「防音」していくことなります。
せっかく部屋を作るのなら、趣味もちゃんと楽しみたいなら、
手を加えていきたい部分の一つではあります。
わかりやすいように、「うるさい」or「うるさくない」を、レベルによって分けていきます。
60dBよりは下げられれば許容範囲という所でしょうか。
静かな空間を目指すなら50dbくらいまでは下げたいところです。
少しずつ考えていきましょう。
一番音が漏れやすい場所は壁・床・天井より、まずは「窓」からと言われています。
断熱材が入っていれば、多少の音を吸収してくれるためです。
逆にとれば、断熱材の入っていない内壁は、少し音を通しやすいとも言えますね。
というわけで窓でどのくらい音が抜けていくのかの参考資料があります。
※音の種類によって得られる効果が異なります。
(注1)資料に示されている遮音性能は、JISで定められた方法により実験室で測定した測定値です。
実際の綿竹物の現場で測定したとき、実験とは音場(音波が伝わっている空間の状況を示す)が異なるので、
それぞれの測定値に差異が生じます。
あくまで一般的な例ですが、80dB程の車の音があるとします。
通常のある程度しっかりした窓であれば、80dB → 55dBの、25dB分は下げることができます。
1/4までは減らせたかなという所。
だいぶ下がりましたが、日常例でいうと、仕事場くらいの音が溢れるレベルになります。
ここにもう一つ内側に内窓を入れて二重窓を入れてあげる。
すると、40dBまで下げられます。図書館の静かな空間レベル。
通り沿いなのに窓際だけど、音も小さく、という部屋が出来上がります。
(実際はここに、壁・床・天井の組み方も入ってきます。)
今回はあくまでシンプルに「窓」に特化して考えてみました。
次はもう一歩踏み込んだ話から。
「内からの音」を外に伝えない方の、「防音室」の考えをご紹介できればと思います。
設計 金子
浜松市在住 趣味は音楽・釣り・フットサル等
お客様の要望を叶えるため、日々、尽力中です。
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