スタッフブログ 2024.09.01
こんにちは。瀧口建設スタッフの金子です。
台風が来たり、酷暑が続いたりするこの頃です。
さて今回は前回の続きで、インターナショナルオーディオショーについて書きたいと思います。
「比較的に」手の届きやすい【ブックシェルフ型のスピーカー】(本棚に収まるサイズ感のスピーカー)について、
加えて、各社さんがこだわっていた【部屋の音響】についても視点を当てていきたいと思います。
【ブックシェルフ型スピーカー】
最初に訪れたのは、おなじみYAMAHAのブース。
浜松出身である、上原ひろみさん/EdmarCASTANEDAさんのTheElements:Airが最初流れていました。
スピーカーはNS-600A/NS-800A。
ペアで50万-100万という価格のなかで、すごくまじめに。
鎖をじゃりじゃりさせた音も細かく聞こえてきました。
もう一つ訪れたのが、HARMANブースのJBL(USA)。
スピーカーは4305Pや4329P
低音の鳴りがはきはきして好きでした。カッティングの音がブックシェルフでもリアリティがあって、このくらい音が出るのはすごいなと。
このスピーカーはアンプ内蔵なので、購入者にもやさしいです。
【番外編:真空管アンプ】
真空管アンプはトライオードのブースにいきました。
他のスピーカーとは少し違う世界観の音です。
はきはきとした音というよりは、なんだか懐かしい安定感。リアリティより、独特の響きが残る感じ。
独特の籠り感がありつつ、なんだかそれが心地よい。音もちゃんとキレイ。
そんな音を聞かせていただきました。
【部屋の音響】
また、各社の「部屋の音響」も少し見ていきたいと思います。
国際フォーラムの会議室ですが、実は最初から「音」にこだわった部屋づくりとなっています。
写真を見てのとおり、ほとんどの企業ブースでは、一面ないし二面、「黒い」壁面があります。
これが何かというと、床から天井までピンと張った、目の粗い「布張り」で構成されています。
布が床から天井までピンと張っていまして、その部分は空気が抜ける素材であり、
おそらくその先に吸音材があるのでしょう。
基本性能から、通常の手をたたけば反響する会議室と比べて、音の反響が少なかったです。
また、天井も吸音、床も白いフェルトのような生地が敷いてありました。
加えて、各社、独自の調音・吸音部材を要所要所に配置しています。
一番よく見かけたのは、日本音響エンジニアリング製のSYLVAN/ANKRでした。(ELECTORI・HARMAN等)
自然素材である木を加工し、ポールにしたものをいくつも重ね、音の乱反射を狙うような部材です。
音がこもらず、狭い部屋でも広い部屋のような音の鳴りがするようです。
他にも美しかったのが、おそらく紙製の高さ2mの蛇腹を部屋の短手方向いっぱいに渡したり(Marantz)、
TADブースではスウェーデンのOFFECCT製、SOUNDWAVE FLOを使っていたのですが、スピーカーの後ろでおしゃれに飾ってありました。
YAMAHAのブースでは、YAMAHA製の調音パネルがたくさん飾ってありました。
いずれの部材も、スピーカーの後ろちょっと内側やスピーカーと聞き手の座る位置の中間位置の壁沿いに置かれていることが多い印象です。
エネルギーの大きい音への対策でしょう。
とにかく全霊で音をとらえた一日で、帰ったらへとへとでした。
とても素敵な場を設けてくれていることに感謝しつつ、
手の届く範囲で手を伸ばしてみようかという今日この頃でした。
試聴した企業ブース:
①YAMAHA ②LINN JAPAN ③TEAC(Esoteric) ④ArkGioia ⑤TAD
⑥ELECTORI ⑦Triode ⑧HARMAN International ⑨Marantz ⑩LUXMAN
設計 金子
浜松市在住 趣味は音楽・釣り・フットサル等
お客様の要望を叶えるため、日々、尽力中です。
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