自然素材を生かした「こだわりの家」
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スタッフブログ 2024.07.29

【オーディオ最前線】インターナショナルオーディオショーへ行ってきました。<遮音・防音~番外編~>

こんにちは。瀧口建設スタッフの金子です。

本日は、防音室についての番外編として、
7月26日(金)~28日(日)まで東京都丸の内の「国際フォーラム」で開催されていた、「インターナショナルオーディオショー」に行ってまいりましたので、そのレポートを少し書こうと思います。

 

各国の最先端のオーディオ機器を、半予約制、入場無料で聞ける祭典です。
私自身、オーディオにめちゃくちゃ詳しい人というわけではないのですが、
僭越ながら、所感と感想を書かせていただければと思います。

 

場所は国際フォーラムの会議室。基本、もともと程よく吸音(音の反響を適度に防ぐ壁・天井・床材)がなされている部屋に、写真のような+αの調音用部材を入れている会社さんが多かったです。

各室ごとの解説は、販売会社等の社員の方、自社開発の社員の方、そして評論家等の方が代わりに入っている場合がありました。


今回、あくまで個人の主観ではありますが、お付き合いください。

まず総観ですが、「耳が幸せ」でした。
スピーカの表現として、例えば、dim.時の「ふわっ」と余韻を残す空気感がしっかり聞こえてきたりですとか、鎖の効果音やスネアの乾いた音、バイオリンやボーカルの張った表現等ここまで出せるのだなと。
やはりちゃんとした物はちゃんとしているなと再確認できた一日でした。

本記事ではフロア型スピーカ(床置きスピーカ・縦長が多い)について書いていきたいと思います。

ブックシェルフ型とホーン型のスピーカと、真空管アンプについては後日書かせていただきます。

 

【 ELECTORI - MAJICO  < M7 > 】

こちらはELECTORI社の扱うMAGICO(USA)製のスピーカ。
(PowerAmp : MC2.1KW スピーカ:M7 スピーカのみペアで税抜き\78,000,000- 質量239kg)

こちらはベースの音圧を特に感じました。音量過剰でもないのに、音圧が凄かったです。ちょっとした太鼓の前にいるような圧迫感でした。
加えて中・高音域から低域までとても音のキレが良く、繊細に。
曲が終わって拍手があるのですが、マイクはちゃんと舞台上にあって、客席の方向から拍手が届いているのが、拍手のぼやけ方と、距離感から認識できる形でした。

 

また、他商品の展示が奥まであったので、試聴中にM7のスピーカの後ろに行ったのですが、後ろにまわった際、音が極端に小さくびっくりでした。
通常、スピーカは前と後ろに音を飛ばす関係で、後方にもある程度音はあるのですが、それがスピーカ後部からは無音のような感覚で、反対側の壁からの反射音しか聞こえないように思えました。
質量と吸音材と、多様な仕組みで抑え込んでいる形でしょうか。一度中を見てみたいものです。
本当に面白いスピーカでした。

 

【 TAD - TAD-R1TX : アクアマリン】

個人的に一番好きだったのはTAD(パイオニアのハイエンド部門:Technical Audio Devices laboratory)の音でした。
(PowerAmp : C-700 スピーカ:TAD-R1TX スピーカのみペアで税抜\21,000,000- 質量150kg)

乾いたスネアの音、パキパキしたドラムのバチの音も聞こえてきて、
ラフマニノフの狂詩曲では、バイオリンのユニゾン、とても上手なオケなのですが、その各々のバイオリンの音の分離感が分かって、ユニゾンの音の厚さが正確にわかる感じでした。

解説は小原由夫さん。この方が、たまたまお客様と話題にしたことのあった方だったので、当日、目の前でお話を聞けてビックリでした。
TAD前身であるPioneer時代から所縁のあるのと同時に、このTAD-R1TXスピーカーを所有している方でもあるそうです。
ツイーターへのベリリウムの特殊な蒸着方法や、パワーアンプ毎の電源内部の鏡写し的な環境など、わかりやすい説明をされていました。
ちなみにそのベリリウムですが、某・日本を代表する宇宙線計測器にも使われると聞いたことがあります。

完全なコンサートホールの鳴りではないかもしれませんが、唯一、曲の最後にピアノと共に演奏が終わる際、コンサート終了時のように、思わず反射的に拍手しようとする自分がいました。

 

今回、残念ながら時間の関係で、ノアのSonus Faberの1億円超えのスピーカが聞けずでした。値段が高ければいいというものではないですが、せっかくなので聞きたいものの一つでしたが。。今回は残念。
次の機会があれば聞いてみたいものです。

来年は2025年10月17日(金)~10月19日(日)の開催となっているようです。
50万程~のオーディオ機器を考えておられる方は、行かれると耳から鱗かもしれません。

ブックシェルフ型等についてはまた改めて書こうと思うので、そちらもよろしくお願いいたします。

 

 

 

設計 金子

浜松市在住 趣味は音楽・釣り・フットサル等

お客様の要望を叶えるため、日々、尽力中です。

 

 


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