スタッフブログ 2024.07.01
こんにちは、お客様サポートの清田です。
梅雨の時期は、じめじめとなれない暑さで体の調子が芳しくしくないですが、
皆さんの体調はいかがでしょうか?
さて、今回は前回の続きということで、「日射を防いで涼しくする方法」です。
意外とこの方法は、知っているようで知らない方も多いと思いますので、
参考になりましたらぜひ実践してみてください。
日射遮蔽とは、夏季において窓からの太陽熱の侵入を防ぐことが主な目的です。
主な効果として「冷房時のエネルギーの削減」「室温上昇の抑制」「節電」「環境負荷の低減」
などがあります。
今回は、その中でも「室温上昇の抑制」についてお伝えしたいと思います。
みなさんは、住宅の中で夏に一番熱が流入してくる場所がわかりますでしょうか?
屋根、外壁、床、窓?
出典:(一社)日本建材・住宅設備産業協会 省エネルギー建材普及促進センターホームページ「省エネ健在で、快適な家健康的な家」より
そうです。
住宅全体の7割以上の熱は、「窓」からはいってきているという事です。
窓の日射遮蔽をしっかりと考えれば、
「室温の上昇を防ぐことができる。」というわけです。
夏場に、家に帰ってきて玄関を開けたら・・・暑くて入れないなんて思いをしなくても
よいという事ですね。
ちなみに、この7割の熱が入ってきてしまう状態を言い換えると・・・
電気ストーブを約2から3台設置したくらいの熱が室内に入ってくる
のと同じ・・・となります。
× 電気ストーブ2~3台
日射を遮らなければ、室内は暑くなるわけです。
この窓から入ってくる熱を防ぐことが「日射遮蔽」です。
実際には、太陽からの直接の日差しのだけでなく、地表面やベランダからの照り返しの日射
を防ぐ必要もあります。
日射を遮断する方法ですが、一般的には、カーテンやブラインドとなるのですが、
最近は、外側のブラインドや植樹による緑のカーテンを設置する事例も多くみられてきました。
では、実際にどのような効果があるのかを見たいと思います。
・カーテン等による日射の遮蔽
窓の日射遮蔽は、だた窓にカーテンをするだけでは日射遮蔽の効果は十分とは言えません。
※出典 JEF ロックファイバー株式会社 高断熱住宅の基礎知識より
上記の表を見てわかるように、内側のカーテンだけでは日射は窓を通して入ってきてしまい
室内の上昇を抑えることができません。
内側のカーテンで日射を遮る際には、薄い生地より厚い生地、薄い色より濃い色の方が若干ですが
日射遮蔽のあがります。ちなみに、内側のカーテンの場合は、
日射遮蔽の効果は30~40%程度の削減となるようです。
内側のカーテンよりも効果が高いものとして、外付けブラインドがあります。
日射遮蔽の効果は、70~80%程度削減できていることから、
室温の上昇をかなり抑えることががわかります。
ただし、外付けブラインドはカーテンに比べると価格が高めとなっています。
実際に内側カーテンと外付けブラインドをつけた状態でサーモカメラで撮影すると
どのくらい温度が変わっているかわかりやすいと思います。
出典:外付けブラインドと室内ブラインドの、日射遮へい効果を比較するため、サーモカメラで室内窓表面温度を撮影しました。(室温28度)
○実測・評価 東京理科大学 井上研究室
個人的には、外付けブラインドでもよいのですが、緑のカーテンをお勧めしています。
種メーカーの「サカタのタネ」では、緑のカーテンに向いている植物のリストがありま
すので、参考にされるとよいと思います。
いまから、準備してもまだ間に合いますので是非チャレンジしてみてください。
今回は。日射遮蔽の方法について書いてみましたがいかがでしたでしょうか
次回も、少しだけお役立ちができるブログを書きますのでお楽しみに。
瀧口建設(株)お客様サポート係
今年は、夏はキャンプに行く予定です。
早く夏がこないかなぁ。と思い仕事してます。
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