社長ブログ 2021.09.29
戦後、焦土化した国内の住宅用として、杉・桧が、かなりの本数が
植林され、林業がさかえた時代がありました。
樹齢が30年~50年の成長期の杉は特に、花粉をいっせいに放出する
様になり、花粉症というアレルギー性鼻炎の原因になってきました。
現在、日本国内は、住宅用木材が不足するというウッドショックが発生
しています。木材供給が上手くいっていない現実があります。
原因は、海外からの木材が入ってこなくなったのが一因です。
海外の着工件数の増大。アメリカ・中国の着工件数が、伸びており、
木材のほとんどが、日本をスルーしている状況です。
品櫃、精度にこだわりすぎる日本独特の完璧主義と、価格交渉に買い負け、
買い付けが出来ていない商社の敗因が事のきっかけとなっています。
木材価格は、昨年度の倍近くに高騰しています。異常事態となっています。
木材は、年間通じて、伐採されているものではありません。
成長期の木材は、地中より、命の恵みの栄養分豊かな水分を吸い上げ
成長し続けています。
成長が止まった秋口、10月頃から、新月伐採が開始され、市中に木材供給が
開始され木材価格の高騰も少しは、落ち着いてくると思われます。
海外材のものから、国産材にシフトが進み、今後国産材の価値がより一層
価値が高まって来ると思われます。
国内には、立派な木材がいっぱいあります。
私たち地元、浜松にも、誇るべき 天竜桧があります。
身近な存在である、我が森の恩恵に、感謝したいと思います。