社長ブログ 2021.09.06
建築業界 近況
コロナ禍の中、建築業界にも、幾つもの要因が重なり、資材調達が
難しくなっているのを感じます。
コロナに追随するように、ウッドショックもあり、散々な状況です。
材木調達が難しくなり、木材価格が高騰しています。
価格交渉は、難しくなっています。まず木材をキープしない事には
上棟にたどり着くことが出来ない、恐ろしい状態です。木材業者の新築現場の
木材見積を見て、びっくり。計算間違えしているのかと思える金額となっています。
事の発端は、アメリカの住宅着工件数の増大と、中国の大規模な
一括購入が原因とか。日本特有の木材規格に合わせた精度の良い
木材調達が、買い負けしているのが原因。そのような状況らしいです。
国内産木材で対応すればよいと思うものの、木材伐採は、10月以降の
新月伐採の通り、秋にならないと、10月過ぎでないと、伐採が出来ない状態で、
大手ハウスメーカーでは、年内上棟を、お断りしているところも出ているようです。
驚くことに、今度は、トイレ便器も、調達できない話も入り始め、原因が、日本国内に
あらず、海外からの部品調達の難しさから。納期が先送りなっている現状です。
資材調達が難しくなってきている。弊社だけの問題でなく、日本国内全体の問題となって
います。どうなっているのやら、自動車製造において、半導体調達出来ない為に、
自動車製造ラインが、停止しているところあるとか。
弊社としては、トイレに関しては、製品指定して、流通あるタイプの便器を複数在庫に
持てるように、在庫保守の為に、ウォシュレット付きトイレを発注しました。
日本国の、海外依存型の流通システムが、金属疲労を起こし始めているのを感じます。