社長ブログ 2021.09.07
【土壁造建物をリセット工事】
今回は、外周部を再利用して、新しい間取りでのリセット住宅に
挑んでいます。建物には、ほとんど筋交いが入っていませんでした。
建物は、築53年。一般的には、建て替え時期に入っている建物です。
明らかに脆弱です。評点は、0.21。建物精密診断を実施して補強計画の
結果、建物をどの様に補強していくか、慎重に、検証をしました
お施主様は、以前建物見学会に参加され、検討の結果リセット住宅を
選択して頂きました。
建物補強実施して、建物計画を実施していきます。今回は、建物に
制震ダンパーを取り入れた、補強計画にもなっています。
X方向 Y方向 合計 11か所のダンパー設置を予定しています。
困った問題も発生しています。建物裏には、竹藪。前面には柿木。
天井を撤去すると、竹林が出現。これには、びっくりでした。
柿の木の根力もすごくて、基礎を持ち上げていました。
感想として、建物周辺には、木を植える事は、要注意です。
木の根は、想定以上に建物を持ち上げる力を持っています。
竹の力も、想像以上にあります。
床下には、当時一時期はやった床下ファンが設置されていましたが、通電して
いるものの、モーター動かず。
よく火災発生せずに持ちこたえたものです。○○○ファンには、要注意です。
今回は、TOKAI-0 の補助金採択を受け、耐震補強。制震ダンパーを設置して
耐震+制震で建物補強計画実施していきます。
やりごたえのある工事内容です。制震を取り入れた、建築工事です。
随時、情報発信を継続させていただきます。