社長ブログ 2019.06.08
朝刊を見て、びっくりしました。小学校時代の恩師の訃報が目に留まりました。
97歳の人生を歩まれました。謹んでお悔やみ申し上げます。富永忠男先生。
富永先生は、音楽の先生です。
富永忠男先生とは 曳馬小学校時代 3年~4年生まで、2年間お世話になりました。
富永先生は、遠州地方のわらべ歌を後世に残すために、地方のご高齢の方の家を訪問し
わらべ歌を楽譜に落とし込み、後世に伝承できるように、尽力されています。
NHKの『故郷の歌祭り』に出演され、宮田輝アナウンサーとのやり取りも、しっかり記憶に
残っています。
小学校時代の先生は、教室内に、自費で準備された木琴とティンパニーを幾つも、用意され、
自分たちに音楽の基礎を教えていただきました。
先生の木琴演奏は、素晴らしいです。
また富永先生の話は、面白く、戦争中のA君の話。
お化けの話は、記憶の中に残っています。
先生は当時44歳。熱血教師です。児童生徒に慕われていました。
先生の誕生日には、お祝いをしようと9歳10歳の自分たちが、放課後、全員で、先生に
お祝いの会準備し、先生をお祝いしました。
卒業後も、先生宅を訪れ、社会人になってからも、同窓会にお招きし、富永先生との思い出が
走馬灯のように甦ってきます。
53年前 半世紀前にお世話になった先生のお話です。恩師です。
数多くのご指導いただいた先生の中でも、幼少期のまだ世の中の事がまったくわからない時代に
強烈な印象があり、忘れる事の出来ない尊敬できる素敵な恩師です。
間違ったことをすると、30度。45度。90度。先生から頬を、つねられました。
挨拶代わりに、頬をつねってもらったものです。つねられて、皆、喜んでました。
今の時代なら、社会問題となるようなことですが、当時は、まったく体罰などいう事を言う人は
いなかったです。
富永先生の功績は大きいです。
遠州地方に伝わるわらべうたを後世に伝えるべく、採譜され、本にまとめられたのです。
記録に残り、記憶にもしっかり残っている富永忠男先生。
先生から教えをいただいた皆で、富永先生を暖かくお見送りしたいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。 合掌