子どもたちが巣立ち、母親と私たち夫婦の3人暮らしになったのを機に新築を計画しました。旧宅は築36年で冬の寒さが身にこたえたため、高齢の母のためにも暖かくて快適な家にしたいと考えました。
最初はハウスメーカーを検討していましたが、外壁や勾配天井をレッドシダーの板張りにしたいといった要望に対して、自社製品では対応できないと言われてしまいました。一方、『瀧口建設』さんは自由設計で私たちのどんな要望にも応えてくれたので、家づくりをお願いしました。
計画した建物は横に長い間取りだったので、室内全体が暖まるようにパッシブエアコンを導入しました。そのおかげで冬でも家全体が暖かく、外に出た時に「今日はこんなに寒かったのか」と驚くことが多いです。見た目も快適さも念願通りの家になり大満足です。

室内は全室南向きで、どの部屋にも明るい陽が注ぎ、庭景色を楽しめる。厚さ30ミリのアカマツの床が広がる室内は、やさしい木の香りに包まれた空間。
ご高齢のお母さまを気遣って廊下の幅や開口部を広くし、車椅子にも対応できるよう配慮されている。
ご主人のお気に入りのLDKは、レッドシダーの無垢板張りの勾配天井が圧倒的な開放感。キッチンの奥にはパントリーと水回り、物干し用のデッキを集約して、可能な限り動線を短縮したことで、「広い室内でも家事を効率良くこなせます」と奥さま。
また、旧宅は冬の寒さがこたえたので、新居には1階全面が床暖房になるパッシブエアコンを導入。「トイレや廊下もまんべんなく暖かいので、とても過ごしやすくなりました」とご主人。暮らしやすく快適な平屋の家で、無垢の香りと温もりに癒されながら、穏やかな毎日を愉しんでいる。