スタッフブログ 2026.02.25
こんにちは。設計担当の榛葉です😊
家づくりを考えるとき、間取りや素材、採光や風通しといった「見える要素」に目がいきがちです。ですが、私たちの暮らしをつくる要素には、「音」も確かに存在しています。

静かな朝、子どもの笑い声、楽しい会話──どれもが暮らしの一部です。しかし同時に、道路の騒音や上下階の音など、不快な音が生活に影響を及ぼすこともあります。
今回は「音も暮らしの一部」と捉える、防音・音環境設計についてお話しします。
① なぜ音環境は大切なのか?
音は「見えないけれど、暮らしの快適さに大きく関わる要素」です。
朝、車が行きかう音が気になる
リビングのテレビ音が2階に響いてしまう
夜になると近隣の生活音が気になる
プライベートな会話を周囲に聞かれたくない
このような悩みは、家の設計次第で大きく改善できます。
家族の距離感が自然と保たれ、住まい全体の心地よさが向上します。
② 音を味方にする設計のポイント
1. まずは暮らし方のヒアリングから
防音設計は単なる遮音対策ではありません。
どんな時間を過ごしたいか、どんな音を大切にしたいか、といった暮らし方を共有することから始まります。
家族構成やライフスタイルによって、必要な静けさや音の使われ方は大きく異なります。
2. 道路側・外部からの音対策
家の向きや窓の位置を工夫することで、外からの音の侵入を軽減できます。
道路に面した部屋には遮音性能の高い窓を採用
外壁や屋根の素材で外音の伝わりを低減
植栽で音の反射をやわらげる
こうした工夫が、住まい全体の音環境を快適にします。
3. 家の内部の音設計
家の中でも音の伝わり方は工夫次第で改善できます。
階の分け方(音が気になる空間を離す)
床・壁の構造・断熱材(音の通りを抑える素材の選択)
必要に応じて防音室や趣味室の設計
など、専門的な設計視点が求められます。
【施工事例】自社施工 防音室リフォーム
ここで、実際に当社で施工させていただいた防音室リフォーム事例をご紹介します。
「周囲を気にせず楽器を演奏したい」
そんなご相談からスタートしました。
■ 施工前

もともとは木の温もりを感じる明るい洋室。
造作棚や大きな窓、畳スペースがあり居心地の良い空間でした。
しかし防音という観点では、
●窓から音が出入りしやすい
●壁・天井が一般的な下地構造
●フローリング床で振動が伝わりやすい
●扉まわりの隙間からの音漏れ
といった課題がありました。
特に開口部(窓・ドア)対策が重要なポイントでした。
■ 施工のポイント
今回のリフォームでは、単なる遮音ではなく
「音の響き」まで考えた設計を行いました。
✔ 窓の気密・遮音対策を強化
✔ 壁・天井を、吸音材を充填→遮音パネル→遮音ボードの三段階施工に
✔ 床は合板とフローリングの間に遮音マットを入れることで音と振動を軽減
✔ 内装材で反響をコントロール
音の侵入経路・振動経路を丁寧に整理し、総合的に対策しています。
■ 施工後

落ち着いた木目のアクセントウォールと吸音性のある壁仕上げにより、
音の響きを整えた空間へと生まれ変わりました。
照明計画も見直し、集中できる環境を演出。
機能性とデザイン性を両立した防音室となっています。
お施主様からは
「安心して音を出せるようになった」
「音の響きが心地よく、演奏が楽しくなった」
という嬉しいお声をいただきました。
③ 音の環境設計は暮らしの安心へつながる
家づくりで音を軽視すると、暮らしが始まってから後悔することもあります。
快適な音環境は、
家族が安心してくつろげる空間づくりにつながります。
庭で遊ぶ音、家族で話す音、音楽を楽しむ時間──
そんな暮らしの一つひとつを大切にできる「音の設計」を、私たちはこれからも提案していきたいと考えています。
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設計
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