自然素材を生かした「こだわりの家」
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社長ブログ 2020.09.29

『建物精密診断』 に立ち会って 、建築士の思い。

 

【建物精密診断を実施して】

 

浜松市北区引佐町で、建物精密診断を行いました。築年数は、35年程経過した建物。

先々代のお父様が建てられた本格的和風住宅です。木工事には、5年間を費やしたとの事です。

玄関に入るなり、敷居の高さを感じる、思いの籠った住宅となっています。

 

担当スタッフが、床下点検。天井裏診断と確認作業を進める中で、

今回の『建物精密診断』の目的と、今後の流れをご説明させていただきました。建物を見て廻ると、

診断報告は、解析結果を待つ形になりますが、建築士として現状拝見して、感じるところは、

すぐにお話しました。消防法の問題。台所が不燃化されてなく内装制限がクリア出来てない。

ガス警報器が設置されていない。簡単に判断できる内容も幾つかあります。

 

水道管の経年劣化。水が茶色くなっている。ブレーカの契約電力が、小さい為に、ブレーカ

落ちる現象が頻繁に発生している。屋根に銅板が、多用されていて、近年の酸性雨の為に、

銅板水切りに、穴、発生して、防水処理の問題。2時間の精密診断ではありましたが幾つかの、

気になる箇所が発見できました。これらは、築年数30年以上の建物診断すると、共通するものも

幾つか、発見出来ています。

診断中、若奥様。お父様と、会話の中から、ヒアリングをしています。家の管理は、おばあ様、

1人で行っていた経緯があるようで、問題点が見えて来ています。自分なりに、ご提案とアドバイス。

 

特に、神仏に関連するものについての対応は、神札、恵比寿大黒、地の神様。幾つもの対応されて

いるのが、代継承に伴いおろそかになっている所も見受けられ、対応手順のお話もさせていただきました。

家の工事は、特に、親の家を建て替え、リフォームされる場合には、為すべきことが幾つかありますので、

いきなり、工事着手することはせず、注意が必要となってくるポイントが幾つか、出てきます。

 

問題点を、ひとつ、ひとつ解決して、着実に、前進します。

工事完成時の建物姿は、イメージ出来ています。建物計画。しっかりした設計図に着手してまいります。

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