自然素材を生かした「こだわりの家」
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社長ブログ 2023.08.31

『築58年を甦らす工事 始まりました。』

大規模改修工事 始まりです。

ご知り合いの紹介で、建物工事が決まりました。

 

今回の建物は、先代のご両親が、昭和39年に新築され、築58年

経過しています。1回目の東京オリンピックの年に新築されています。

築58年経過した建物を甦らそうとしています。再利用します。

建物は、経年劣化。雨漏り。白蟻。至る所で、問題発生しています。

 

建物精密診断して、工事進めていく中で、工事対応出来るか、難しい判断を要求されました。

基礎にも問題ありました。通常であれば、解体される運命であったと思われます。

スタッフが、現場入りして、工事を進めるか協議をしました。最終的には、出来ると

判断を下し、建物工事が決まりました。

 

建物をスケルトン解体進めていくと、日本家屋の伝統工法の技が、幾つも目にすることが

出来ました。58年前の建物。今とは違い建築金物があまり充実していなかった時代です。

しかし、注目すべき点として、伝統工法の 『ほぞ』『込み栓』『楔』工法。

しっかり効いていました。

 

58年間には、幾つもの地震があったはずです。歪は発生しているものの、しっかり耐えている

建物でした。頑張っている親父的存在の建物の様に見えます。今回は、精密診断結果 評点を1.5

以上にすることを、目標値として、補強計画をしています。

 

興味深い建物となっていく事が想像できます。天井裏に隠れていた、野もの梁も、存在しています。

化粧張りとして、磨き上げ、吹き抜け空間に鎮座する事になります。

農機具のあまや的存在の空間も存在していて、今回は、ロフト空間をイメージしています。

私の目には、完成する建物姿がしっかりと見えています。目標とする建物に向かって、

スタッフと現場監理を進めていきます。工事は、難しく大変な現場になると思われますが、

完成した姿を考えるとやりがいのある現場になっていく事が、想像できます。

進捗状況は、ブログにて発信していきます。どうぞお楽しみにしていてください。

 

建物計画に際しては、時として、運命的な事を感じる場面があります。

家造りは、墓づくりと似たところがあると自論を持っています。先代の家を直して再生させる事

家系を守っていく事に繋がっていきます。幾人もの方が、住まわれ、思いのある建物

その事に気づき、感謝の想いで、家造りを進めていくと、不思議と味方が現れ、事がスムーズに

進んでいく事を幾度となく経験しました。ひとりで、工事進める考えでなく、先代に感謝して

再利用させていただく感謝の気持ちで、家造りに臨む。その時、運命的な場面を生じてくる。

成功の法則も感じます。単に住めれば良いのではなく。新しい生命力も取り入れ、『ひのき』

の力を、活用していきます。家に入った瞬間、ひのきの香りのする。新しい生命力を取り入れて

家が完成していきます。今回も、幾つもの、計画されている施工が準備されています。

楽しみの現場が始まっています。要注目です。

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