社長ブログ 2020.08.12
隠れていた梁が甦る。
城北一丁目にて、工事をしています。
2棟同時期に、工事が進んでいます。2棟共に、施工が難しい建物。
施工に関しては、大工さんの力量が大きく問われる現場となっています。
雨が続き、梅雨が明けたと思ったら、熱中症を心配される殺人的な暑さ。
現場作業の棟梁には、感謝の気持ちでいっぱいです。
大規模改修工事現場。峠は、超えたようです。
建物補強には、めどが付き、断熱工事が実施されました。
外気温は、30℃を超える暑さですが、断熱吹付が、完了した室内は、
思いのほか、涼しく感じます。
今回は、吹付完了後、気密シートを採用しました。
断熱と気密は、大きな関連性があります。
湿気対策と建物の気密性能を高める事により、冷暖房効率を高める成果も
得られるはずです。
今回の建物は、パッシブエアコンを搭載する建物です。
性能の良いエアコンシステムであっても、断熱性と蓄熱理論が確保されていないと
パッシブエアコンの性能を発揮できません。
天井裏には、厚さ250ミリ吹付を実施しました。壁には、90ミリの断熱施工を行っています。
HEAT20のG1、G2を目指しています。体感的には、建物性能の片鱗を
感じる取ることが出来ています。
天井裏で、隠れていた野物梁、今回は、お施主様のご了解を得て、
室内から見る事が出来る様に、天井吹抜け空間を設けました。
計画段階では、未知数の天井裏空間。建物には、第2の人生が待っています。
手間のかかる仕事が続いています。棟梁の匠の技で、建物が甦ってきています。